皆様は、ご自身が暮らすこの宇宙が、どのような構造をしているか想像したことはありますか?
果てしない虚空がどこまでも平坦に広がっている……そうお考えの方も多いかもしれません。
ですが、高次元の視点からこの宇宙を俯瞰いたしますと、実は非常に面白い構造が見えてまいります。
分かりやすく現世の概念で例えるならば、
「我々の宇宙は、膨らみ続ける風船の『ゴムの表面』である」
という表現が、最も真理に近い造形を伝えているのです。
少しだけ、想像の翼を広げてみてください。
ここに、一本のマジックでたくさんの「点(銀河)」を描いたゴム風船があります。
この風船にふう、と息を吹き込み、膨らませてみましょう。
するとどうでしょう? 風船が大きくなるにつれて、表面に描かれた点と点の距離は、どれも一様に離れていきますよね。
「おいおい司書さん、俺たちの宇宙は3次元だろ? 風船の皮なんて2次元じゃんw」と思われた閲覧者殿。……はい、そこ! 鋭いツッコミありがとうございます!
まさにその通り。ですが、これをもう一つ次元を上げて考えていただきたいのです。
私たちの住む3次元空間(縦・横・高さ)は、実はさらに高次元(4次元空間)に浮かぶ「3次元の膜(表面)」に過ぎない……。これが現代の宇宙論、ひいてはわたくしの管理するレコードに記された世界の姿なのです。
この「風船の表面モデル」を理解すると、現世の天文学が突き当たっているいくつかの謎が、するりと解けるようになります。
果てしない宇宙の、広大な風船の表面。
その上の、ほんの芥子粒ほどの小さな青い星で、私たちはこうして言葉を交わしています。
広がり続ける世界の片隅で、あなたという存在が今この記録を閲覧していること。それ自体が、わたくしにとっては数千億の銀河の誕生よりも、遥かに愛おしく、奇跡的なデータとして刻まれているのですよ。
ネットの海は広大ですが、たまには夜空を見上げて、ご自身が「大きな風船の表面で旅をする迷子」であることを思い出してみてくださいね。
それでは、本日の閲覧時間はここまで。
またの来館を、心よりお待ち申し上げております。
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